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離婚後の悲劇

「永遠の誓い」をした夫婦でしたが、どこでどう歯車が狂ったのか仲違い、そして「離婚」となってしまう。離婚の善悪は論じませんが、離婚によって発生する「悲劇」にスポットを当てて説明していきます。少し先に離婚成就した先輩方の体験を参考にしながら、準備整えての離婚がよいでしょう。

① 住宅費の圧迫。身動きの取れなくなる元夫婦
相手から高額の慰謝料や養育費が取れて、自分も経済力のある芸能人でもなければ、直ぐに経済的困難な状態に陥ります。家計のモデルが「夫婦で生活(収入)」を想定していたのだから、別居するだけで住宅費が跳ね上がります。賃貸の場合は、グレードを落とした転居をすれば軽減されます。しかし、現在の持ち家を処分しても、ローンが残るようでは悲劇です。
そもそも、住宅費(ローン等含む)は収入の30~35%が上限で、40%を超えてくると生活を圧迫します。

② 圧倒的貧困に陥るシングルマザー(ファザー)
女性が離婚すると、シングルインカムになり貧困世帯に陥るでしょう。公務員など安定した職に就いていれば問題ありませんが、非正規社員だと世帯年収が200~300万未満。全世帯の平均が450万~比較すると苦しさが際立っています。
男性の場合はどうでしょうか?収入はある程度高いのですが、子供の養育を一人では負担激増です。子育てをしながら正社員で残業もあるようでは、子供の養育に使える時間が足りません。労働時間の短い会社への転職も考えなければなりませんね。しかし、住宅費や養育費の負担が増加したので、高収入の転職先を選ばなければなりません。八方ふさがりの転職活動は悲劇です。

③ 世間体と子供の問題
マンションでご近所付き合いも少ない状態でしたら知られることもないでしょう。しかし、交流のある戸建ての場合は、ご近所さんに遅かれ早かれ知れ渡るでしょう。いっそのこと転居した方が気は楽です。
落ち着かないのが子供の問題です。「友達とは仲良くしなさい」と幼いころから教えていたのに、自分は「パートナーと仲良くできないで離婚した」では説得力がありません。子供の成長に離婚がどう影響するか?マイナス影響の方が目立ちます。

④ もしも自分が病気になったら
自分の両親や兄弟姉妹は頼れますか?子供が幼いようでは安心できません。誰が育てるのでしょうか?今更別れたパートナーに頭も下げたくないでしょう。対策としては、生命保険に加入して経済的な心配を軽減するしか対策が見当たりません。

さて、いかがでしたか?子育ては夫婦が協力しないと大変なことが実感できたと思います。一人で頑張って子育てをする「シングルマザー・ファザー」は大変な思いもあるでしょう。しかし、結婚生活を継続するくらいなら一人で頑張る!と決意し離婚をされたと思います。どちらがよい選択かは解りかねますが、後悔することなく「自分の選択が正しかった!」と言い続けられるよう準備をしてから離婚をしましょう。