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電験三種と電気工事士の違いは何?

就職や転職に強い資格として有名な電験三種と電気工事士ですが、初めて資格の勉強を行う人にとって違いがよく分からないという人のほうが多いでしょう。そこで、今回はこの二つの資格の違いについて解説し、業務内容も説明いたします。

■電験三種と電気工事士の違いは

まず電験三種とはビルや工場などの大型施設の降圧電気を管理して保全するための資格であり、安全面に問題ないのかを管理運用して定期的にメンテナンスを行うことができるしかくとなっております。この電験三種の正式名称は第三種電気主任技術者というもので、一種や二種も存在しているのです。第三種では電圧5万ボルト未満の電気工作物が対象となっており、この資格があれば、マンションや商業施設や中規模程度の工場など多くの場所で高圧受電設備の保守点検ができるようになるでしょう。

ビル管理業務もこの資格を持っているかどうかで大きく変わってきますので、保守業務に就く予定の方や将来的に保安設備会社に勤務したいか単はお勧めの資格となっております。

また、電気工事士とは電気設備の設置や工事を行うことができるのですが高圧受電設備の保守点検はできません。電気主任技術者が保守点検をしている時に異常発見して、そこから設備に異常があると工事関係者に連絡がいくようになり、電気工事士が仕事をするという仕組みなのです。おおざっぱな区分けになってしまいますが、管理及び保守する側に回るのが電験三種保持者でその管理や保守業務において何らかのトラブルが発生した時に動く現場作業員が電気工事士だと考えていただくと、わかりやすいでしょう。

ちなみに、電気工事士の資格をとって現場である程度の知識と経験を積んでから、電気主任技術者に挑む人もたくさんいるので、両方の資格を持っている人もいるようです。

■難易度や将来性は?

この資格は電気設備の保全管理のスペシャリストであり、持っているだけで資格手当がもらえるほど優れた資格なんですが、多くの方が持っている資格ではないので転職や就職で有利になるのも納得です。しかし、多くの人たちが持っていない資格の理由の一つが、難易度が高くてなかなか合格者が出ないという部分もあるのです。合格率は驚異の一桁なので簡単に受かるものではないと思ってください。

この資格を持っているだけで持っているだけでも頼りにされる存在になりますし、電気設備関連の仕事では有資格者権限が必要になるため、多くの場所で求められるようになるでしょう。難易度は非常に高いですが、建築業界はこれからも衰退する未来を予期している人はおらずこれからも伸びなかったとしても横ばいで仕事が無くなることは無い業界と見られているので有資格者が少ないこの資格を持っていれば将来性も非常に明るいものとなるでしょう。

この資格を持っていれば一般的に65歳まで職に困ることは無いとすら言われていますし、技術手当が出ている会社も多いので、強くおすすめできます。一種は発電所の管理や保全、二種は大型商業施設向けとなっております。そのため、三種があれば十分ほとんどの建物に対応できるので、お勧めとなっているのです。