今回はFXと確定申告の関係にについてお話しします。
利益にかかる税金
FXで発生した利益は「先物取引に係る雑所得等」にあたり、申告分離課税に当たります。
経費
利益からは必要経費を引くことが可能です。
何が必要経費に当たるのかと言いますと
・通信費
・セミナー受講費
・交通費
・新聞、書籍費用
・手数料
などでしょう。
「利益を出すために必要だったもの」という基準で考えると良いでしょう。
確定申告をする人
以下の条件によって異なります。
・給与所得がある方場合
・年間給与収入が2,000万円を超えている場合
・上記に当てはまらないが利益が20万円を超える場合
・給与所得がない場合
FXで得た所得が38万円を超える場合
・公的年金等に係る雑所得がある場合
公的年金収入が400万円以下、公的年金等に係わる雑所得以外の所得金額が20万円以下の場合。
上記に当てはまらない場合は、確定申告の必要があります。
損失がある場合
利益がなくとも確定申告が必要になる場合もあります。
・繰越控除
損失した年に確定申告を行い、継続的に行わなくてはなりません。
・損益通算
複数会社で取引をした場合、損益合算が出来ます
納税額を減らせる可能性もありますので、この制度を覚えておくと良いでしょう。
必要書類
通常必要な書類に加え、別途必要な書類があります。
・確定申告書B
・所得税申告書第三表
・先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
・所得税及び復興特別所得税の申告書付表
・年間損益報告書
・源泉徴収票
税務署によっては別の書類を提出する場合もあります。
所轄の税務署に確認しておきましょう
確定申告を簡単に終わらせる方法
申告書制作に苦手意識をお持ちの方にお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeです。
質問に答えていくだけで書類を作成することが可能です。
以下に書類を作るまでのステップをご紹介します。
1.銀行口座・クレジットカードは同期で自動入力
2.簿記を知らなくても簡単入力
3.質問に答えるだけで税金は自動計算
4.確定申告書を税務署に提出するだけ
これで確定申告書が完成します。ご自宅からでも簡単に提出が完了します。
どれくらいお得？
税理士さんに依頼した場合、確定申告書類作成は最低でも5万円～10万円ほどになります。
余裕のある確定申告のために、是非ソフトを利用してみて下さい。
まとめ
通常よりも複雑な工程が多い印象ですが、節税効果のある情報や損失挽回出来る控除もあります。
利益を無駄にしないために、賢く確定申告を行いましょう。
