IT業界は弁護士や医師のような特定の資格が無くても入ることができます。
もちろんITの国家試験である情報処理技術者試験を受けて資格を取得することは良いことで、意味はあります。
それでも、IT業界ではシニアになればなるほど資格はあまり重視されることは少なく、IT業界に入る敷居が低いように
感じられます。
IT業界で前提となる資格がないのは何故でしょうか。
数年前まで主流であったテクノロジーがすたれて新しい知識を要求されるために古い知識を持っていても役に立たないし評価されないということです。
この事実はOSや小型PC、タブレットなどのトレンドを見たら明らかになります。
現在はクラウド型のサーバーに、タブレットPC、iOS、Androidがオープン系の主流の開発環境になってきています。
当然、必要とされる知識も当然違ってくるのです。
このためIT業界で生き抜くためには、トレンドには常にアンテナを張り、広く知識をキャッチアップする必要があります。
何事にもベースとなるのは知識です。
・OSの知識があること。OSの役割、コマンド、システムコールなど。
・プログラミング言語の知識があること。C#、Java、PHP、JavaScriptなど。
・ネットワークの知識があること。TCP/IP、プロトコル、など。
・データベースの知識があること。リレーショナルDB、MySQL、SQLなど。
・(Web)サーバーの知識があること。Apache、nginx、ソケットなど。
・何でもいいから開発のライフサイクル(SDLC)を知っていること。要件定義、外部設計、詳細設計、開発、単体テスト、統合テストなど。
IT業界はクールでとてもかっこいいです。
ForebesのIT業界の「世界長者番付」によるIT業界の長者達、ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、ラリー・エリソン(オラクル)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、マーク・ザッカ―バーグ(Facebook)、ラリー・ペイジ(Google)、セルゲイ・ブリン(Google)はほとんどの日本人も意識せずに使っているサービスを開発した人たちで、文字通り世界を変えた人たちです。
こういった人たちと同じ業界で、同じ視点で仕事をしていることは間違いなくすごいことでしょう。