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派遣看護師のAさん場合

前職は介護士だっ たAさんは3人の子供をもつシングルマザー。経済的には裕福とは言えず、3人のこどもを経済的に育てていけるか不安な気持ちから30歳で准看護師資格を取 得。しかしながら、看護師の仕事は責任感がなければできない内容ばかりです。不安だったAさんはまずは派遣で働き、自分には向いていなかったら、また前職 に戻ろうと決めて派遣登録をしました。そんなAさんの転職日記を紹介します。

〇派遣会社に登録

いくつかの派遣会社の担当の方と条件や希望に合った職場を探してもらい、その職場の雰囲気や仕事内容などを聞いて、面接をしようと決めました。まず は派遣会社の担当の方と面接。そこでわかったことは、病院は新人教育にかける時間はなく、即戦力になる人員を求めているということでした。新人教育をして くれるところが良いという思いは変わらず、担当の方と相談した結果、介護老人保健福祉施設を紹介してもらえることになりました。

〇紹介先の施設へ面接

もちろん病院で働くという思いでいたため、少しもやもやした気持ちはありましたが、看護職なのでから病院での仕事と大きくは変わらない だろうと切り替えて、派遣会社の担当の方と一緒に施設へ面接に行きました。給与の交渉なども担当の方がしてくださるので私は笑顔で話しを聞き、軽く受け答 えするくらいでした。話のあと施設長に施設内を案内してもらい、スタッフの方々に紹介してもらい翌週から働くことになりました。

〇初出勤

初出勤の日も派遣会社の担当の方は立ち会ってくれるのでとても安心感がありました。玄関まで見送ってもらい、いざ一人で勤務開始。朝礼であいさつを して新進看護師としても道がスタートしました。この施設では看護師の仕事よりも介護士の仕事のほうが多かったですが、看護業務も少しずつ確実に覚えること ができました。しかしながら、採決や吸引、点滴はまれにしか無かったため、ここで上達するにはかなりの年月が必要になると感じたので、派遣期間の3カ月を 経て、看護士求人サイトに登録をしました。

〇スキルアップを目指して転職

生活がギリギリになることを覚悟して、新人教育をしっかりしてくれる病院を今までとは違う紹介会社に探してもらいました。ここは病院を紹介してくれ るというだけなので、派遣のときのようにはいかず、入職が決まればあとのサポートはありません。しかし、スキルアップのために頑張ろうと決めました。3年 やってダメだったらあきらめよう、まずは3年本気で頑張ろうと決めて、今までこどもがいるからと断っていた夜勤も解禁しました。

そして紹介してもらった病院では派遣職員とではなく、正規職員として働くことになりました。職場の雰囲気もわからないままの入職となりましたが、とにかく修行という気持ちだったので前向きな気持ちで仕事と向き合いました。

Aさんが働いている病院は老人の患者さんが多いそうで前職のスキルも生かして日々看護職に励んでいるそうです。転職日記