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看護師にとって夜勤は必要?メリット、デメリットを探る

入院患者や急患は24時間看護が必要です。そのため看護師には夜勤がつきものです。入院設備のない所には夜勤がありませんが、20~30代の頃は夜 勤で知識を得る事も多いはずです。夜勤はしたくない、でもしない場合収入が下がると悩んでいる方、今回は夜勤なしとありのメリット、デメリットをお伝えし ます。

1. 中規模の病院勤務
病棟があり2交代できる方が基本ですが、日勤のみもあります。常勤で日勤のみという雇用形態もあります。

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とある求人の例
正看護師で月の夜勤が4回、月収は35万円の求人がありました。そして夜勤をしない場合、ここでの夜勤手当は1回1万5千円ですので、基本給から夜勤4回 分の6万円が差し引かれますので、月収は29万円となります。これを年収に換算すると70万円前後の差が出る事になります。

2. 総合病院勤務
総合病院は病棟数が多く、急性期から緩和ケアまで様々な病棟があります。

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とある求人
こちらも正看護師で月4回の夜勤、月収は32万円の求人を見ていきます。同様に1回辺りの夜勤手当が1万5千円で、夜勤をしない場合夜勤4回分の6万円を差し引くと、月収は26万円となります。こちらも年収に換算すると70万円前後の差が出ます。

3. グループ系列の病院
今回は規模としては少し小さめですが、二次救急で1ヶ月に260件の受け入れをしており、寮完備、24時間託児所完備の病院を見ていきます。日勤のみや夜勤のみという雇用形態もあるようです。

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とある求人
正看護師で月の夜勤が4回、月収は30万円の求人です。夜勤手当は1回当たり1万3千円。夜勤なしの場合、4回の夜勤手当は5万2千円が差し引かれるので、24万8千円となります。年収に換算すると60万円前後の差が出る事になります。

4. 夜勤なしのメリット、デメリット

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メリット
例えば子育て中で夜勤ができない、体調や精神面での問題があり夜勤ができないなど、理由は様々です。夜勤なしの場合もちろん昼間で帰れます。子供が小さい 方は助かりますし、習い事や勉強に励みたい方にはおすすめです。また規則正しい生活を崩さずにすむので、体力的な問題を抱える方やブランク後の復職にもお すすめです。

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デメリット
夜勤をしない場合、夜勤手当がないのでお給料は下がります。夜勤手当は勤務年数に関係なく基本的に一律で、夜勤なしを長く続けると収入にかなりの差がでる 計算になります。そして夜勤だからこそ経験できる事もあります。急患対応などはそれにあたり、日勤では対応人数が揃っていますが、夜勤は2~3人程です。 夜間は緊急入院や緊急手術もあるでしょう。人手不足の中いかに上手く対応していくか、これは夜勤経験でしか得られない経験です。そして日勤のみの場合、基 本平日昼間のお休みはありません。

5. 最後に
始めから夜勤はしないと決めている方は、入院設備のない職場を希望すほうがいいかもしれません。夜勤なしは一時的という方も、収入はそれなりになります し、キャリアアップも遅くなるという事を理解しておきましょう。夜勤をする看護師は必要とされています。もう一度夜勤なしのメリット、デメリットをよく考 えてください。