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東京はSEO対策の激戦区?

競合者の数が多ければ多い程、SEO対策は難しくなっていく。また、ユーザーの数が多ければ多い程、その検索する上でのキーワードの数や種類も多くなり、どのキーワードを設定すべきかが難しくなる。人の多い地域、東京、大阪、福岡などは、人口密度も高く、それだけ企業の数も多い。その上、そのような都心部では観光客の数も多い。常に不特定大多数の人々が何かを探し、それに比例した多様なサービスがWEB上で競い合っている。

◆難易度の高いテーマ「東京」◆

そのような視点で見れば、東京は日本でもっともSEO対策の難易度の高い激戦区と言える。検索結果で上位にランクインするためには類いまれなるユーザー分析の才能と、人並みはずれた魅力あるコンテンツ作りの技術と、極限までに切磋琢磨されたビジネスのスキルを必要とするのだ。

SEO対策においては、難易度の高い地域、業種、キーワードなどがあり、それらをSEO対策の激戦区と呼んでいる。「東京」はその激戦区の中でも特に難易度の高いテーマである。そこで「東京」をテーマにどんな検索結果があるのかを簡単にリサーチしてみたいと思う。

◆激戦区テーマ「東京」を検索◆

東京→難易度97% (rishirikonbu.jpの無料分析ツール)
検索結果

1位:東京観光おすすめ63選 (楽天トラベル)

2位:Google newsからの東京の最新情報(top stories)

3位:東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランドのオフィシャルサイト)

4位:東京スカイツリー(東京スカイツリー公式サイト)

◆「東京」の検索結果を分析◆

※主に、東京の観光を目的とした情報が1ページ目の上位を占めている。楽天や東京ディズニーランドや東京スカイツリーはさすがに、競うことは難しそうだ。また、2位のnewsは季節や時期によるイベント情報が多いようで、おそらく検索の時期によって、その内容は変わるようだ。東京に観光で行く人、または東京に住んでいる人が今現在興味は持つのはどんなイベントかを、大手のニュースメディアが報道している。一般の民間の企業には入る隙間はなさそうだ。

◆キーワード「東京」を使った検索項目のランキング◆
(rishirikonbu.jpの無料分析ツール)

1位:東京の天気
(気象庁関係が上位を占める。その他はニュースメディアの天気予報。)
2位:東京駅(JR関連が上位、トラベル情報、グルメ情報、お土産情報)
3位:東京喰種(ヤングジャンプ関連のサイト一色でページを占める)
4位:東京ドーム(東京ドーム公式サイト関連)
5位:東京ディズニーランド(東京ディズニーランド公式サイト関連)

◆激戦区の代名詞「東京」◆

簡単に見た限り、「東京」を含むテーマで上位に入ることは至難の業である。あまりにも東京という言葉を含む有名な名前が多すぎる。莫大な数になりすぎる。その検索結果も数十年は変化しないような、有名な公式サイトが占めている。まさに、「東京」はSEO対策の激戦区の代名詞とも言えよう。この東京という激戦区にてランクインする為には日本を代表する何者かでなければならないことになる。それくらいにここでのSEO対策は険しい道となる。

キーワード、タイトルを工夫する

ただ、東京を含めたあらゆる激戦区でランクインする方法として、マイナーな言葉に変えることで競争相手を減らすことも可能ではある。例えば「東京の天気」で調べると気象庁関係のサイトがほとんどだが、「東京の天気予報はどこが正確なのか?」で調べると何と驚くべきことに、個人の運営しているブログのサイトが1位に気象庁を抜いて登場するのだ。そのタイトルには「よく当たる天気予報はどれ?」というもので、東京という文字は1字も出てこない。

もしかしたら、あえて東京という文字を使わないことで、「東京」をテーマに上位にランクインすることが可能かもしれない。要は東京をイメージさせればいいわけだ。東京を連想させる別の言葉を使うことで、「東京」を激戦区ではなく、自分に有利な領域へとて変えることができるのではないだろうか。