独自システムを作るにはどうすればいいの?

システム開発はゼロから作るかそれとも既存の製品を元に作るか、大きく分けて選択肢が2つあります。

前者は「独自開発」、後者は「パッケージ開発」と呼ばれています。
開発方法は予算面だけでなく、導入後の使い勝手を左右する重要なポイントになります。

要件定義項目を決める

何よりまずは漏れなく項目を洗い出す為に「CMSで何を管理するか」を決める必要があります。

CMSが完成しWEBサイトが公開した後、「これも必要だった?」ということにならない為に要件定義項目を決めます。
こういった機能が実装されている、といったことや、このシステムは何ができるのか、を定める機能要件だけではなく、レスポンスは何秒以内なのか、等セキュリティ面も含めて保守をどうするかを定める非機能要件も含まれてきます。

システム発注側の考えている事が正しくシステム開発側に伝わっていないと、思いもよらないシステムが出来上がってしまうこともあるのです。
システムを構築をする際はまずは可能性のあるものすべてを洗い出し、そこから本当に必要な項目が何かを一覧にまとめると良いでしょう。

独自開発のメリット、デメリット

独自開発の最大限のメリットは「すべての要件に合わせて構築ができる」という事です。
パッケージでは管理できる項目の向き不向きがでてきます。

例を挙げると、テキストを更新する機能や、画像を更新する機能、または動画を管理する機能等、パッケージである基本的な機能以外に、どうしても対応が難しい独自の管理項目がある場合は有効です。

その一方でデメリットはパッケージでは用意されているものがないことという事です。

管理画面ひとつとってもある程度使いやすい環境が用意されているパッケージに対し、独自開発では管理画面のUIを1から作成する為、CMS開発以外のコストも膨らみやすい、という点が存在するのです。

まとめ

独自システムを作るにあたって一番重要なこと要件定義をしっかりと漏れなく作成することです。

ここを失敗すると、比較的大きな金額が動くシステム開発において、とてももったいない投資をすることになります。

時間をかけてしかるべきですので、お客様としっかりと向き合って、漏れなく策定することを心掛けましょう。

システムの構築は1パターンのみではありません。
要点を押さえることができれば、そんなに臆するものでもないのでぜひトライしてみてはいかがでしょうか。