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世界遺産 富岡製糸場の魅力

群馬県の富岡市にある富岡製糸場とは、明治政府が日本の近代化のために設立した官営の模範器械製糸場です。

当時の明治政府は明治維新の後、外国との立場を対等なものとするため、産業や科学技術の近代化を進めることにしました。その中で、外貨を獲得するために生糸の輸出に注力しました。

かねてより養蚕が盛んであり繭の調達がしやすく、また水や燃料などの豊かな自然に着目した結果、富岡市に決定されました。

お雇い外国人であるフランス人の技術士ブリューナによりあの特徴的なレンガ造の官営模範工場は完成しました。

1872年の官営時代からその後様々な業者の手に渡り、2005年に富岡市の管理のもとになりました。その後、現存する一部の建造物が史跡、重要文化財、国宝となり、2014年に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、その構成の一部を成しているとされ、世界遺産に登録されました。

富岡製糸場では繰糸所、置繭所、社宅などを実際にその目で見ることが可能です。また、糸を実際に取ることができる体験や、お土産としてシルク商品の販売も行っています。