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WIMAXは契約してすぐ使えるって本当?

近年、ネット環境として有線の光回線やADSLとは異なる新たな回線接続が主流になっているのはご存知ですか。それがWIMAXと呼ばれるネット環境接続の提供名です。WIMAX自体は以前からネット環境が十分に構築できていない地域で使用されてきた経緯があります。それとは別に、インターネットの地域としての不便がない方の契約が増えていて、有線からWIMAXに切り替えるといった人も少なくありません。

理由はシンプルで、WIMAXは申し込みの後、契約を開始した時点からすぐに使用を開始できるという大きな利点があるからです。例えば、有線回線の光通信とどこかのプロバイダと契約したとしましょう。すると、契約までに一ヶ月以上、工事を含めると三ヶ月近くかかってしまう回線もあるなど、申し込みからネット開通までにかなりの時間を要します。しかし、WIMAXには、工事という工事は必要ありません。具体的に工事は、光回線を家の中に通す工事のことで、専門の業者が家に訪問して行われます。申しから契約の確認、工事の手配という手順があるため、開通までに時間がかかるという寸法です。

ADSLの場合はどうでしょうか。回線に屋内の工事が必要ということはなくなります。しかし、本人確認に加えて、自宅近くの外線工事が必要になります。あくまで居住している人に関係する工事ではないため、業者が外で勝手に回線の交換や工事をする形ではありますが、ある程度の時間で行われます。そのため、一切工事が必要ない回線というのはWIMAX以外にはまずありません。例外的に、携帯の3G・4G通信などを含めると、携帯やスマホの契約後開通できるという点で回線開通までの速さに遅れを採りませんが、その分携帯やスマホによる通信はプラン次第では、たくさん使う人にとって料金が高額になったり、制限によって使いづらかったりします。

では実際、巷で言われているようにWIMAXは工事が必要なくて、開戦まで待つ時間がかからないというのは本当なのでしょうか。実は、ブログやSNSでいわれているような高速開通は、誰でも可能というわけではなく、ある条件が必要になります。それは、クレジットカードで契約するという条件です。なぜ口座や振込みなどではなく、クレジットなのかといえば、クレジットの所持が本人確認と支払い能力をかねているからです。口座振替にすると、口座の確認はもちろんのこと、別に本人確認が必要になります。その上、支払いが滞らないのか等の心配が生じるため、一度、審査という形でクレジットカードほど厳格ではないにせよ個別の判断が下されます。そのため、クレジットカードを所持していて、インターネットで使える方であれば、光やADSLよりも早く回線を使うことができるのです。最近では、WIMAXの契約をクレジットに一本化にしていたり、口座振替による契約を免許証などで本人確認できるかどうかによって制限するなどの方法で、契約する人を選別している面があります。