皆さん、こんにちは。
リスティング広告に設定するときのキーワードってみんなどれぐらいの数を登録しているの?
やっぱり設定するキーワードは多ければ多いほどいいんでしょ?
リスティング広告のキーワード設定をするときに、初めての方であればこのような疑問をお持ちの方も多いかと思います。
そこで今回は、リスティング広告で登録するキーワードの数はどれぐらいがいいのか、また失敗しないキーワード選びについてご紹介したいと思います。
◆設定するキーワードは多ければいいというわけではない?
これまで様々なクライアント様のアドワーズやYahoo!プロモーション広告のアカウントを拝見してきました。
その中でたまに見かけるのが、1つのキャンペーンに10,000個以上、1つの広告グループに1,000個以上のキーワードを設定しており、かつそれらのキーワードがすべてフレーズ一致や完全一致などで設定されているというようなアカウントです。
確かに、過去にこのように細かくキーワードを登録している代理店も沢山存在していました。
今では、「絞り込み部分一致」という機能ができたり、システムの精度もとても高くなっていることから、このような多くのキーワードを設定すればいいというようなやり方が一概にいいとは言えなくなってきているようです。
むしろ、キーワードが膨大にありすぎるとこのようなデメリットまで生じてしまう危険性があります。
・コンバージョンの低いキーワードに予算を奪われて、コンバージョンの高いキーワードに予算が回らない
・キーワードが膨大なため運用管理者の負担が増える
要するに、誰でも運用できて(担当者の手が回らないときのために複数人で管理できるようになる)、コンバージョン効率がよいキャンペーン構成で設定されていることが理想的なリスティング運用ということになるのではないでしょうか。
◆それでは、どのようなキャンペーン構成が望ましいか
スーツの販売をしているECサイトのリスティング広告を作るとします。
キャンペーンを作るときに始めに考えるべきことは、
「どんなキーワードの掛け合せがあるか」ではなくて、「どんなキーワードでコンバージョン(商品購入)するか」
という点です。
確かに10,000個のキーワードを作ったら、おそらくその中にコンバージョンできるキーワードもまぎれているでしょう。しかし、そのECサイトでコンバージョンに繋がるキーワードというのはほんの一握りで、他のほとんどのキーワードは無駄になってしまうでしょう。
そのほんの一握りのキーワードのもれなく設定するためには、コンバージョンに結びつくであろう必要不可欠なキーワード郡で構成することが大切です。
具体的に言うと、
以下ようなテーマになるかと思います(スーツECサイトをイメージして)。
1.通販訴求
⇒通販で商品を購入
「スーツ 通販」など
2.価格訴求
⇒いくらで売ってる?
「スーツ 格安」など
3.特徴訴求
⇒色やサイズは?
「スーツ グレー」
「スーツ Mサイズ」
4.評判訴求
⇒そのECサイトは他のユーザーから、どのような評価を受けてる?
「スーツ 人気」
5.ブランド訴求
⇒どんなブランドを取り扱ってる?
「スーツ カルバンクライン」
などのようになるかと思います。
そのECサイトの特徴を隅々まで把握し、企業担当者様からヒアリングをすることでもっとテーマは増えてくるかと思います。
ですが、このようにある程度ユーザーのニーズに沿ったキーワードを選択していくことも、リスティング広告の制作・運用者に求められるスキルといえるでしょう。
テーマごとにキーワードを分けると、専用のリンク先や個別のランディングページを設定することもできるため、よりコンバージョン率の向上も期待できます。
まとめ
リスティング広告のキーワードは数ではなく、質ということをご理解いただけましたでしょうか?
では、実際にうちの場合のリスティングキーワードはどう設定したらいいの?
このようにお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度弊社へお気軽にご相談ください。