インターネット広告は、他のどの 広告媒体よりも豊富な表示形式が存在しています。
①バナー広告( ディスプレイ広告)
インターネットの最も一般的な 広告です。
ホームページ内のいずれかの箇所に 広告枠を設け、画像を入れ込む形式です。
一般に ディスプレイ広告と呼ばれるものも、表示形式ほぼ同義です。

②テキスト 広告
その名の通り、 テキスト(文字)のみで構成される 広告を指します。 リスティング広告や メール広告が該当します。
③記事 広告( タイアップ広告)
記事形式の広告を指します。
雑誌でもよく見られる形式で、 広告主側とメディア側のタイアップとして作成されたものは「タイアップ広告」と呼ばれる場合もあります。
記事広告の場合はメディア側の編集部で作成される場合が多いです。
④ネイティブ広告
広告枠に出稿するのではなく、メディア内の コンテンツの中に馴染むように表示させる 広告を指します。
ユーザーが 広告枠を見ない傾向が強まってきた状況を受けて開発されました。
Facebookのフィード 広告やSmartNewsやグノシーの「広告」表記のある記事が ネイティブ広告に該当します。
⑤動画 広告
動画形式の 広告全般を指します。
YouTubeで動画を再生する前に流れるインストリーム 広告が浸透していますが、直近ではSmartNewsやグノシー、Antennaなども、 アプリ内に動画 広告枠を設置しています。
⑥メールマガジン
サービスに登録した会員向けのメールマガジンを広告として配信する形式です。
以前はテキストのみで構成されるのが一般的でしたが、近年は HTMLを使い、画像がふんだんに使われたリッチ コンテンツの メルマガが主流となってきました。
⑦リッチメディア 広告
動画や音声などの動的な素材を駆使し、インパクトがあり、且つインタラクティブ(双方向性)な性質を持つ 広告を指します。
何を以って「リッチ」とするかは、その時々によって変化しています。
例えば、 テキストや画像などの静的な コンテンツがメインだった時代では、
動画を利用するだけでインパクトを与えることができるので「リッチ」と呼べますが、
動画 広告が普及した現在はリッチメディア 広告の枠組みとしては捉えられなくなっています。
⑧コンテンツ連動型広告
ユーザーが閲覧するホームページの内容やユーザーの興味・関心に合わせて配信される 広告形式を指します。
基本的に ディスプレイ( バナー)として配信される場合が多いですが、 テキスト形式のものもあります。
⑨リターゲティング広告(リマーケティング広告)
ホームページに一度訪れた ユーザーに対し、継続的に広告を配信する形式を指します。
Google AdWordsが提供する場合はリ マーケティング 広告、Yahoo! プロモーション 広告が提供する場合は リターゲティング広告と呼ばれます。
「ホームページに訪れた=関心がある」と考えられるので、関心のある ユーザーに対して繰り返しアプローチできるという効率的な 広告手法ですが、しつこく繰り返すと逆に ユーザーの心象を悪くしてしまう場合もあります。
⑩リスティング(検索連動型)
GoogleやYahoo!などの 検索エンジンが提供する検索連動型広告です。
ユーザーが検索行動を行った際、 検索結果の 広告枠に表示されます。
基本的に タイトルと 広告文で構成されるテキスト広告の体裁をとっています。

⑪位置情報連動型
スマートフォンなどのモバイル端末の位置情報サービス(GPS)を読み取り、 ユーザー近辺の店舗情報などを配信する 広告を指します。
⑫ディスプレイネットワーク、DSP
広告枠を開放しているブログやサイト内にバナー広告を出稿するものです。
ネットユーザーはネット利用時間の97%は検索以外の画面を見ているため、ネットユーザーに広く接触するという点では非常に重要な広告です。
また、ただサイト内に広告を出すというだけではなく、出稿サイトのカテゴリを選び、特定の内容に対して興味関心をもったユーザーにのみ配信することができるため、「場所と人」によって広告を出し分けることが可能です。
出稿する媒体としてはGoogle ディスプレイネットワーク(GDN)やYahoo! ディスプレイネットワーク(YDN)、MicroAd Bladeに代表されるDSPなどがあります。
⑬アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、広告掲載に対する表示やクリックによる料金体系ではなく、商品購入やサービス利用=顧客増加数に応じて広告費用が請求される「成果報酬型広告」です。
広告主が無駄な広告費用をかけず、効率よく顧客数を増加させることができます。A8などに代表されるアフィリエイトプロバイダーと契約し、そこで広告掲載場所となるWEBサイト運営者、通称アフィリエイタ―に自社の商品を売らないかと募集をつのり、商品広告を掲載、商品を売ったアフィリエイターには成果報酬として広告費を支払う仕組みです。
広告掲載期間などはコントロールしづらい反面、獲得単価を広告主が決めることができるため効率よくリスクも少ない広告手法といえます。
⑭Facebook広告
現在全世界で2億人以上に使われているFacebookに広告を掲載することができます。
SNS特有の拡散性や、スマートフォンと相性が良い特性もあるため、スマートフォンでのサイトアクセスが多い場所には非常に有効です。
⑮Twitter広告
Facebookと人気を二分するSNSですが、Twitterにも広告を掲載することが可能です。ユーザーのタイムラインに広告を紛れ込ませることができ、Twitterは他のSNSより拡散性が高いので、情報拡散が期待できます。
