WEB制作

Webサイト運営を成功させるためには制作後の運用が非常に重要ですが、制作自体が及ぼす影響も大きいのが事実です。

なので、Web制作会社選定は適切に行いましょう。

ですが初めて依頼するという企業が適切なWeb制作会社選定をするのは、なかなか難しものです。

そこで今回は、Web制作会社の選び方をご紹介します。

これからWeb制作会社に依頼する、または以前選定に失敗したという方は是非参考にしてみてください。

問い合わせが入ると、まずはWeb制作会社からクライアントへヒアリングを行います。

クライアント側のオフィスで打ち合わせは行われることが多いです。

ヒアリングではWeb制作の目的や予算感、どんなWebサイトを制作したいかなど、詳細まで確認されます。

Web制作会社がヒアリング内容をもとに企画・立案し、クライアントへ提出します。

この時点でコストは発生せず、Webサイトの大まかな概要やデザイン、予算、スケジュールなどを確認できます。

不明点や変更点があれば、この時点で明確にしておくことが重要です。

企画・立案に問題がなければ契約・発注となります。

ほとんどのWeb制作会社では、この時点で着手金として全体費用の30%~50%を請求します。

ヒアリングや企画・立案をベースにWebサイトの細部を要件定義していきます。

Webサイトのコンセプト、TOPページデザイン、下層ページデザイン、コンテンツの方向性、動線設計、システム要件、クライアントが求める機能、ロゴマークなどなど、決める部分がたくさん存在します。

要件定義が完了すれば、デザイン制作に入ります。

Webサイトに訪れるユーザーが実際に目にする部分ですので、Web制作会社とクライアント双方のコミュニケーションが重視される段階です。

WordPressやHubSpot COSなどCMS構築、必要な機能の実装などWebサイトの目には見えない部分を開発していきます。

この時点でクライアントがすることはとくにはありませんが、定期的な進捗確認が必要になってきます。

Web制作が完了すればまずは検証を行います。

具体的に何をするかと言うと、OSやブラウザ毎の動作状況の確認です。

クライアントが立会いのもと検証が行われる場合がほとんどで、疑問点や修正点があれば全て指摘しましょう。

検証が完了すると晴れて納品となります。

納品が完了した段階で全体費用の残金を請求します。

以上が基本的なWeb制作の流れとなります。

制作するWebサイトの規模にもよりますが、ヒアリングから納品までで最低でも2ヵ月程度はかかります。

何のためのWebサイトなのか?どのようなWebサイトなのか?Webサイトの方向性や運営する目的、そこに期待する効果などは予めクライアントが持つべきものです。

Web制作会社にも得手不得手というものがあるので、事前準備として目的などを明確にしておかなければ選定に失敗する可能性が高まります。

色々な要望を詰め込むと、あっという間に制作費用とスケジュールは膨れ上がってしまいます。

ですので、こちらの要望を伝えて制作費用やスケジュールを提示してもらうよりも、予めクライアント側で決めておくと良いです。

また、決められた予算内でどのような対応をしてくれるのか、選定基準の一つとなりますので、明確にしましょう。

以上2つがWeb制作会社選定前の事前準備となります。

実はこれらの項目がフワッとしたままWeb制作会社選びに踏み込む企業が多いのですが、往々にして失敗しています。

そもそもWeb制作本来の目的とは何でしょうか?

「競合他社も運営しているから」「今の時代ホームページの一つもないといけないから」など、なんとなくな感じであればWeb制作で得られる効果は薄いと言えます。

「ホームページを制作してお客様の信頼感を持って欲しい」「Webサイトでこんな経営課題を解決したい」など、Web制作では必ず経営上の目的がついてまわります。

Web制作会社選びに踏み込む前に、あるいはWeb制作を検討する段階からこの目的を把握しておくことが重要です。