Home>就職>看護師の離職率は高いの?低いの?
就職

看護師の離職率は高いの?低いの?

看護師の離職率はどのくらいなのか知っていますか?きっと大変な仕事だから離職率は高いだろうと思っている人は多くいると思います。その通りで、離職の理由こそさまざまですが、常勤看護師の離職率は10%を超えており、毎年平均すると11%ほどになっています。

どこの会社でもそうかもしれませんが、新卒から定年まで同じ職場で働くという人は多くはありません。男性は妊娠・出産がありませんが、女性は妊娠し て出産をする人もいます。そうなれば、職場を離れるときがあります。妊娠中でも働きやすい環境、子供が生まれてからでも働きやすい環境というのは女性の働 く職場には必要なものです。

〇近年の女性の働き方

近年、女性が社会に出るようになり、家で子育てをするのは女性の仕事だという概念は薄くなってきます。また共働きの家庭というのは増えてきました。

そして、看護師の職場ではどうでしょう。看護師の職業は女性が多いということから、出産や子育てに理解があると思われがちですが、どこ の職場もそうであるとは限りません。もちろん理解がある病院もあります。しかしながら、まだまだ働きにくい環境で働いている女性もいるのが現状であり、す べての人が満足する職場づくりというのは難しいものです。

〇看護師の仕事と離職

看護師の仕事は大変というイメージはあると思います。患者に注射や点滴、血圧を測るなど思い浮かぶと思いますが、普段は患者側から見えない仕事はい くつもあります。医者のフォローももちろんあります。患者の精神的支えになることもあります。手術室に配属になれば、常に緊張した雰囲気の中で、患者と話 すこともそれほど多くなく進んでいきます。一言でいえばとにかくハードな仕事だといえます。そんなハードな仕事である看護師の給料。看護師の給料は高いと 思われがちですが、実際にとびぬけていいわけではありません。看護師は体力面だけでなく精神的な面でもかなりハードな仕事です。命を預かっているというこ と、生と死の間で常に働いているということ。これは簡単な仕事でないことがわかります。負担の大きさを考えると給料が高いとは言えないのが現状なのです。 このような負担の大きさから離職するケースも少なくありません。

また、看護師という仕事を出産することを機会に辞めてしまう人も多くいます。子育てが落ち着くまではいったん仕事から離れよう、そして落ち着いたら 復職しようと考えている女性は多いと考えられます。なぜなら、看護師の資格は辞めることで無くなるということではないからです。

また常勤で勤務することよりも、パートや派遣という形で勤務したほうが給料が良いこともあるのです。

看護師を離職する理由は様々ですが、離職率が高いのが現実です。離職率を低くするためには、働き改革を各々の病院でしていかなければなりません。離職率が下がり、人員が確保できれば自ずと働き方は変わってくるでしょう。