自動車免許を取得する場合は日本の場合は教習所に行くか合宿に行く必要がありますが、海外の教習所事情はどうなっているのでしょうか。日本よりも難易度が高いのか、それとも教習所そのものが存在しないのか、気になるところです。
■アメリカには自動車教習所は無い
まず日本と非常に仲が良く、留学先として圧倒的に選ばれることが多いアメリカから見ていきましょう。アメリカでは18歳以上は教習所に通わなくても良いという情報がありました。そのため、免許を取得している親や知人に同伴してもらいながらいきなり行動や住宅街を運転することになるという情報もあります。教習所で慣らしてから運転するという状態にないようです。
広い駐車場で自由に運転の練習をすることはできるようですが、日本のような教習用自動車が置いてあるわけではないので、ミスった時にブレーキをふめる人が自分以外いません。日本人からするとハラハラドキドキの連発になってしまうと思います。
そこである程度運転技能を身に着けることができればアメリカの運転免許証を発行してくれる機関の「DMV」の公式サイトに筆記テストと免許申請の予約をして、試験を受けに行きましょう。筆記試験はタッチパネル方式の4択問題をクリアしていく形になるのですが、そこで合格することで仮免許が発行されて実技試験を受けることができるようになるのです。州によって違うのかもしれませんが、筆記試験が不合格でも次の日には再試験がすぐに受けられるようになるので、合格するまでの追加費用を払う必要もなく、根気があれば合格することも可能でしょう。
筆記試験が終わった後は教官と実際に道路を運転するテストと、操縦能力テストを行うようです。操縦能力とは日本の試験でもおなじみの縦列駐車でぶつけないで停車できるかとか、ポールを倒さないように運転することが可能なのかというものになっております。試験費用はなんとだいたい50ドル程度ということなので、日本と比べると驚くほど安いです。
日本の場合は教習所の授業代なども含めてですが、30万円以上かかってしまうので、それと50ドルでは雲泥の差となっております。
また、アメリカで免許を取得した人の話では、地元の警察官に連絡して実演することで免許の発行を許されたと証言しているアメリカで自動車免許を取得した人もいるので、筆記無しの一発合格できる州もあるのでしょう。
■他の国はどうなのか
他の国々の教習所の情報やどうやったら自動車免許を取得するのか情報を集めてみました。グーグルアースを使ってそれぞれの国をざっと見てみましたが、ほとんどの国で教習所らしきものは見当たりません。教習所は日本独自の文化の可能性があります。
小耳にはさんだ情報では、EU圏では事務所と教習車を用意して練習する場所は無いのが基本とのことです。ドイツでは教習開始の時に同乗させた生徒がいる上でアウトバーンを教官が全力走行して恐怖を教え込むといったある意味スパルタなトレーニングをしているとすら言われております。エジプトでは前に10mと後ろに10m車を停止位置から動かしたら合格とのことです。意味不明ですよね…
