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タクシーにも上座と下座があります

車やタクシーに上司や取引先のお客と同時に乗るシーンは社会人ならば必ず発生します。この時に覚えておく必要があるのがタクシーにおける上座や下座といったマナーについてです。おおらかな人だったらこれらのマナーもほとんど気にしないでしょうが、普通の方々はどの程度のマナーがあるのか、程度の差はあるでしょうが確実に気にしてきます。そこで、今回はタクシー関連のマナーについてお伝えします。

■タクシーの上座と下座について

基本的に、車関係での上座は運転手の後ろです。その最大の理由が事故が発生した時に死亡することが最も少ないと言われていることからきているのでしょう。居住性などから助手席が上座と感じてしまう人もいますが、助手席は一番の下座なので覚えておくとよいでしょう。ただし、人によっては助手席が良いという人もたくさんいるので、その時は助手席を譲るようにしてください。

筆者の実体験なのですが、この助手席が下座と知っていたので、タクシーの席を決める時に「自分助手席に乗りますよ!」といったら「年上を差し置いてよくそんなこと言えるな!」と注意されたことがあります。後日改めて調べなおしてみたのですがやっぱり助手席は下座だったので、この考え方に固執すると痛い目を見てしまうようです。

そのため、上座から下座の順番は、運転手の後ろ→助手席の後ろ→後部座席の真ん中→助手席とはなっているものの、一番偉い人がどこに座りたいのかを確認してから位置決めを行ったほうがいいでしょう。人によってはこれらの順番を知らないために、最初に下座を選んだつもりが怒られるというケースもあるので、気を付けるようにしてください。

無理に上座を進めると嫌がられることもありますので臨機応変に対応しましょう。例えば、乗り降りがしやすいから助手席の後ろが良いという人もいますし、広い空間を使いたいから助手席に座りたいという人もいます。あとは、足がちょっと不自由だから奥に座ると辛いため座りやすい位置を選ぶことになります。

中々新人さんには解り難いマナーとなってしまうでしょうが、その時の状況を見て動けるようになりましょう。

■それ以外のタクシーマナーについて

他にタクシーのマナーとして大切なことは荷物はできるだけトランクに入れるようにすることで、タクシー車内の空間を広くすることです。人数が少なければ座席に荷物を置くのも許されるでしょうが、できれば自分の荷物は自分で持てるようにすることが大切になります。最初から、お客様と帯同することが分かっており、お客様側の荷物が多くなることが分かっているのなら、できる限り自分の荷物を少なくする努力をしてください。

また、タクシーの中に荷物を忘れてしまうことも稀にありますので、会社名や車両ナンバーを控えておくことも忘れないようにしましょう。これは一番身分が低い人がやっておくべきことと言えます。新人さんは覚えておくといいでしょう。探す時に会社名やナンバーを控えておけば必ずコンタクトをとれるので、何かあった時に確実に褒められます。