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妊娠検査薬について

子どもが欲しい女性にとって、性交をしてから生理予定日まではドキドキするものです。そこに大きく関わってくるのが、妊娠検査薬。この妊娠検査薬は一体いつから使えるのでしょうか?

 

●妊娠検査薬は妊娠すると出るホルモン(hCG)で反応する

受精は排卵してから10日前後で行われるいわれています。

受精して着床までは約7日間。着床開始から完了までが約5日。

なので、排卵から着床までは約2週間と考えられます。

このことから、妊娠検査薬は生理予定日1週間後以降とされているのでしょう。

では、この妊娠検査薬。一体なにに反応しているのでしょうか。

それは妊娠するとhCGというホルモンが分泌されます。hCGは着床後にどんどん分泌されていきます。

このホルモンは尿中に含まれるので、尿を妊娠検査薬にかけることで、濃度をはかり妊娠しているかどうかがわかる仕組みとなっています。

 

●妊娠検査薬の仕組み

妊娠検査薬で一般的に売られているものは、生理予定1週間後以降です。1週間後となると、hCGの濃度は50mlU/mL以上となっているのがほとんどだからです。このホルモンの濃度が50mlU/mL以上だと一般的な妊娠検査薬は反応するようになっています。

もっと早く知りたい場合は生理予定日当日から検査できるものもあります。この妊娠検査薬はホルモンの数値が25mlU/mL以上で反応するようになっています。

しかし、hCGの値は個人差がありますので、一般的な妊娠検査薬でも生理予定日当日で陽性反応が出たという声も耳にします。

 

●着床出血があったときの妊娠検査薬

受精卵が子宮内膜に着床するときに、絨毛が子宮壁を傷つけることがあります。その際に起こる出血のことを着床出血といいます。

着床出血は50人に1人の割合で起こるものなので、着床出血がないからといって妊娠してないわけではありません。着床出血は以下のようなものを言います。

時期:生理予定日1週間~数日前

期間:1日~3日 頻度は1回の人もいれば何回もある人もいます。

色:茶色いドロっとしたおりもの状のもの・うすいピンク色のもの・真っ赤な鮮血

量:微量のことがほとんど。まれに生理のような量のことも。

これらは、一般的に着床出血といわれるものですが、着床出血がある人・ない人といるように、着床出血も様々です。

着床出血と生理の違いはすぐに判断は難しいです。ただ、基礎体温を測っていた場合は、体温が高温期を維持するか、体温が下がるかで判断することができます。

着床出血があった時期にし子宮付近に痛みがある場合、着床痛である可能性があります。このときの痛みほとんどの場合はチクチクします。

 

●着床出血後の妊娠検査薬妊娠検査薬

着床出血は着床したときに起こるものなので、すぐに妊娠検査薬を使っても反応しません。着床出血があってから、最低でも1週間は空けましょう。ほとんどの場合、1~2週間後に検査をすることで、陽性反応が出ます。

 

 

妊娠検査薬は高い確率で反応しますが、絶対に合っているとは限りません。陽性反応があった場合や、陰性反応だったのに生理が来ないという場合には、早めに病院へ行きましょう。