■おそらく守れている人のほうが少ない
挨拶のマナーというのは実はかなり難易度が高く、おそらくマナーの師範代の方々から指示されている内容をすべて守れている人はいません。おそらくすべての説明を聞くと「それを守れている人はいない」と思ってしまうはずです。しかし、最低限のマナーくらいは守ってほしい部分になってくるのが挨拶となってきます。
それではビジネスマナー講座で習うような、比較的実行可能なものを抜粋して記載していきます。
・これははっきり明るく元気よく
・目線はあやふやではなく相手を見ること
・無表情はNG、自然な笑顔で
・されてからするのではなく、自分からすること
・社外だから他人ではなく社外でも挨拶をすること
このようなところでしょうか。
比較的簡単に実行できるものをいくつか抜粋した形になりましたが、おそらくこれらすべてを守れている人は少ないと思います。とくに、自ら積極的に社外でも挨拶をできる人は少ないのではないでしょうか。社外で仕事の人にあってしまうと、特にプライベートの時間だったら無視する人もいると思います。
ただ、この中で積極的に行ってもらいたいのがされてからするのではなく自分からするという部分でしょうか。相手の存在に気が付いたら自ら率先して行うようにすれば、自然と好感度は高くなりやすいので摂りいれたほうが良い部分になってくると思います。
一部の人たちから反応が一切ないというパターンもあるでしょうが、そこでめげないで続けることが大切です。対外的にも「自分は挨拶をしている」という部分を見せることが高評価に繋がるので、そういった部分も意識するとよいでしょう。
■できれば辞めたほうが良い挨拶について
やってはいけない挨拶というのもあります。その筆頭が歩きながらの挨拶ではないでしょうか。挨拶のマナーの中には「挨拶は歩いていても一度止まって行う」という文面が多くのマナー鋼材に記載されているので、できれば足を止めて行いましょう。
本来ならお辞儀を添えると有効と言われているので、可能な限り頭も下げるようにすると高評価と言えるでしょう。誠意が伝わりやすくなります。ただし、社外で人通りが多い中でこれをされると邪魔になる可能性が大きいので、時と場合によるのではないでしょうか。
また、階段でばったり会ってしまったケースも要注意です。この場合は、目線を同じ高さにすることと通行の邪魔にならないようにすることがポイントとなっておりますので、相手が目上の場合は特に同じ高さになるように意識して挨拶を行ってください。
階段でのあいさつというのはなかなかに曲者で、通行の邪魔にならないように同じ高さにするというのが矛盾する場面が良くあります。同じ高さ=階段を横に並んで使うになってしまうと確実に通行の邪魔になってしまうでしょうし、後ろから話しかけられた場合はとっさに切り返す必要があるので同じ高さにするのが大変ではないでしょうか。難しいところと言えるでしょう。