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音楽が人に与える影響

よく「音楽なしでは生きられない」というような言葉を耳にします。
その言葉にあるように、音楽というのは生きている人にとって欠かせないものになっています。意識的に音楽を聴いていなかったとしても、どこかの店内で流れていたり、病院でも音楽は流れています。音楽が生活の中でとても重要な割合を占めている要因は、精神的な面への影響力の強さです。
音楽を聴くことによって、幸せな気分にもリラックスした気分にもなれます。これは、音楽がもつ不思議な力がもたらしている効果です。しかし、近年では科学的な面でも裏づけがされようとしています。
それによって理解されている音楽が人に与える影響は大きく分けて3つあります。

1つは、ストレスや不安の改善です。
通勤の時に音楽を聴いたり、失恋をした時に音楽を聴く人は多くいます。それは、好きな音楽を聴くことによって一種のストレス発散をしているからです。科学的にも自然な行動だと考えられていて、音楽というのは人の脳や自律神経に直接作用し、ドーパミンの分泌を促します。ドーパミンは快楽、興奮をもたらしてくれるので、ストレスホルモンを減少させる効果があります。
また、カラオケに行って歌うことによってストレス発散する人もいますが、これもある種音楽のパワーだと言えます。自分が歌唱して音楽を発信する側に立っても同じようにストレスを解消させることができます。
もう1つは、免疫力を高めてくれます。
音楽というのは、直接的にも間接的にも人の免疫力を高める働きがあるのではないかと考えられています。こうした研究をしている人達の間によれば、1日のうち1時間でも音楽を聴き続けていると、体内で変化が起きるとわかっています。どのような変化かというと免疫グロブリンAという物質が増加したという結果が出ました。この免疫グロブリンAは体内の免疫機能において最も重要な抗体の1つだと考えられています。
こうした免疫力を高める物質が増加することによって、体内の免疫も強化できますし、リラックス効果も得られるので心の免疫力も向上させる2つの効果があります。

最後の1つは、ダイエット効果です。
あまり関係がないと思われるかもしれませんが、当然音楽を聴くだけで痩せるわけではありません。好きな音楽を聴きながら、例えば運動をしたりエクササイズをすることによって、効果を高めてくれるというものです。
理由は、音楽を聴くことによって聴覚が積極的に活動し、その周辺にある運動を司る部分や全身の動きを司る部分も同時に活性化されるからです。そのため、体を動かす時はスローな音楽よりもアップテンポな音楽を聴いた方がより体が動きやすくなります。
こうした効果により、代謝が良くなって自然とダイエット効果を高めることになるので、痩せやすい体質を作ることができます。

このように音楽というのは人にとって影響力が強く、精神的にも肉体的にも関係していることがわかります。
また、効果を得やすいのは自分が好きな音楽を聴くことです。好きなものに触れている時、人はとてもリラックスし、最大限の力を発揮することができます。