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社会人から看護師を目指すには

1. 社会人から看護師を目指す人
手に職をつける代表的な職業は看護師ではないでしょうか。就職率や収入も比較的安定しており、様々な理由を持つ方が資格取得を目指しています。年齢層が幅 広いだけでなく、銀行員や専業主婦、飲食店、アパレルなど医療に無関係の経歴から看護師を目指す方もいます。動機も小さい頃からの憧れだったり、家族の病 気や介護がきっかけ、家庭の事情で安定した収入がほしいなど、看護師を目指す理由はそれぞれです。

2. 社会人でも大丈夫。看護師養成学校とは
看護師になるには専門教育を受け、国家試験に合格する必要があります。教育機関により特色が違うので、事前の情報収集と自分に合う教育機関の選択が大切です。社会人が受けられる主な看護師養成学校は

4年制看護大学
学位が取得でき、在学中に助産師や保健師のどちらかの免許取得も可能です。最近は入学希望者が多く人気です。

3年制看護専門学校
最短で免許が取得可能。実習が多く授業も忙しいが、公立の看護専門学校は学費が安い。

准看護学校
午後から半日など授業時間が短い学校もあり、働きながら通う事ができる。しかし准看護師から正看護師を目指すには看護学校へ進学しなければなりません。

ただし、4年制看護大学はハードルが高いです。社会人から看護師を目指すなら、3年制看護専門学校がおすすめです。社会人枠を設けている看護学校も増加傾向にあるので、以前より環境が整っていると思います。

3. 社会人としての経験が優遇される場合もある

看護専門学校の入試
入学試験の際、社会人としての経験や人格が評価される事も多く、一般に比べ学科試験が少なくなる場合もあるようです。中には学科が免除され書類選考のみ や、小論文のみという場合もあります。一般入学試験とは別に社会人特別試験もあり、書類選考、学科、面接とありますが、やはり一般より学科は少ないです。

単位免除
すでに大学を卒業している方は、看護学校での単位が一部免除になる可能性もあります。中には合格後期日までに単位確定申請書、大学の修得単位を証明する書類を提出し学校が認めた場合、それが単位となり既習単位認定書が発行されます。

4. 社会人看護師の悩みとは

年齢差
准看護学校は中学を卒業していれば入学資格があり、最年少は15歳という事もあります。この年齢差が社会人を経験した方には気になってしまうようです。また看護師だけに限らず、管理職が年下という事も多く、関わり方が難しいと思う人も。

体力的問題
看護学校では実習、体育や校外学習、体育祭などイベントが忙しく、新人看護師になると人一倍働かなくてはいけません。夜勤明けは体力的にきついという声も。

ベテランと誤解される
新人なのに、見た目でベテランと誤解されがちです。安心感を与える時もありますが、逆にマイナスなる事もあります。

5. 社会人看護師を目指す志
社会人としての経験は、看護に必ず活きてきます。一般常識、仕事への取り組み、そして何より新たに看護師を目指すために、精神力が役に立つはずです。看護師を目指す事に遅すぎる事はありません。その志が必ず身を結ぶはずです。