Home>スポーツ>2017年における野球のルール変更について
スポーツ

2017年における野球のルール変更について

日本で人気も回復しつつある野球ですが、野球のルールは実は毎年少しずつ変更となっており、細かいところでルールが何度も更新されているのです。そこで、今回は2017年におけるルール変更内容をまとめます。

■意外と大きな変更となった2017年

非常にシンプルではありながら2つの大きなルール変更が発生しております。野球を長年見続けてきた人達なら、何回も見たことがある光景のルール変更です。それは、ファウルボールを捕る際にダグアウトやスタンドなどのボールデッドゾーンに足を踏み入れたらボールデッドになるということと、併殺崩れのスライディング禁止です。

これらは二つとも安全面を考えての変更でしょう。はっきり言って怪我をする可能性の高いプレーですので、規制になったことは個人的には大歓迎です。特に、併殺崩れのスライディングは非常に危険であり、これが原因でけがをした選手がたくさんいます。これは日本以外でもアメリカのメジャーリーグでも毎年のようにけが人を量産する悪質なプレーとなっていたので、無くなってよかったです。

アマチュア野球ではほとんど見られないプレーだったのですが、今回の規制によりプロ野球からも無くなるようになるので、喜ばしい変更だったと思います。むしろ、今まで規制が無かったのが問題な気もしないでもないですが。

実際に妨害と見なされるスライディングが行われると、バッターランナーまでも同時にアウトを宣告されるようになったので、覚えておくといいでしょう。

もう一つのダグアウトやスタンドに入ってしまうボールがボールデッドになるに関しては賛否両論かもしれませんが、個人的にはこのような処置で正しいと思います。

たしかに、ダグアウトやベンチなどに飛び込みながらもボールをキャッチするのは見ていて根性を感じるので、非常に気迫あふれるプレーになってきます。しかし、危険であることには変わりないので、減らせるなら減らしたほうがいいのではないでしょうか。

見ている側の楽しみが減ってしまうのはもったいないと感じる気持ちもとっても理解できますが、大好きな選手が負傷する要因を減らせるのなら喜ぶべきところと考えましょう。気迫あふれるプレーで重傷を負ってシーズンを不意にするよりは良いではありませんか。

ちなみに、頬給した後にベンチやスタンドに体がはいってしまった場合でもアウトとなりますし、倒れ込んだ場合はアウト後にボールデッドでランナーは進塁するということも覚えておきましょう。

ランナーがいる時に無理に取りに行ってボールデッドになる可能性があるのなら、無理せず見送るという考えも重要になってきます。

■2017年のルール変更を理解しよう

このようにルール変更の中身をよくよく観察すると、大きい変更であるということが分かってきます。この部分を理解しておかないと「○○選手なんで今のつっこまないんだ?」というプレーに対する疑問が生じるようになるので、楽しみを増やしたいのならルールのちょっとした変更も確認してみましょう。