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スマホゲームも開発費が高騰している?

スマートフォンにおけるゲーム系のアプリは日本人の気質にあっているために稼げると言われておりましたが、実態はそうでもないということが見えてきました。今回はスマホゲーム業界における開発費のお話をしましょう。

■あらゆる企業がスマホゲーム業界に参入した結果

基本的な開発費についてはパソコン用やプレイステーション4のように性能の良いゲーム機向けに開発したもののほうが圧倒的に上の作品が多いと言われておりますが、実はスマホゲームも開発費が異常に高騰していると言われております。

いわゆる、「スマホゲームは儲かる」とか「据え置きは開発費が高すぎるけどスマホゲームなら安い」という話が出ていたから、あらゆる企業が挑戦するようになったのですが、日本では流行りすぎてしまったがゆえに飽和状態になってしまっているとのことです。

つまり、数が多すぎる状態になっているため、市場が成熟しきっており、プレイヤー側も「こういう作品は飽きた」とか「こういうゲームはもういいよ」という感情を持つ人が増えつつあると言われております。つまり、どのような良いゲームを作ったとしても、プレイヤー側からすると二番煎じに感じてしまって、いまひとつ魅力を感じないのです

このような状況ができつつあるということは新規開拓できる余地がないということになります。つまり、今あるシェアをどこかからかう場必要性があります。成熟しきっている市場は混沌を生み出すことになり、次々と新しいものが生み出されることになるのですが、プレイヤー側の目も肥えてしまっているので、本当に面白いと思ってもらえるハードルが一気に上がっているのです。

■実はコストが非常にかかるスマホゲーム

このように飽和状態になっている時に新作のアプリを開発して披露するということはかなりの準備が必要ということになります。ようするに、この市場もスカスカだったのなら、新規タイトルとして十分に注目を集められたのですが、数が飽和状態になっていると見向きもされない確率が圧倒的に高いということです。

こうなると、マーケティング費用やCM費用がかさむようになります。昔よりもより多くの人たちにアピールしないと見向きもされないので、それ相応の投資が必要となってくるのです。この投資の必要性が上昇し続けることで、開発費が一気に増大していると言われております。

一昔前までは1億円もかからないと言われておりましたが、今では20億円を超えることすらあると言われているので、家庭用のゲーム機並みに開発費がかかってしまっているものもあると言われております。

また、ゲーム機用として作られたものはそのゲーム一つでうまく使えれば問題ないのですが、スマホやiPhoneのアプリになるとそれぞれの機種で安定した環境を整える必要があり、そのシステム構築に四苦八苦しているところもあると言われております。

このように、昔と比べるとスマホアプリ業界も新規で参入するには不向きな状態となりつつあるので、簡単に儲けられる状態には無いということが見えてきてしまいました。