普段、食事を取らないという人はいないでしょう。
食事のマナーは普段、あまり意識することはないかもしれません。
しかし、実際には細かなルールがありますよね。
小学生の時に聞いたことがある、という人でも大人になっても実はできていなかった・・・なんてことも。
食事のマナーで人は「育ち」を見ます。
ぜひ、食事のマナーを身に着け、上品な振る舞いができるようにしてください。
まずは、正しいお箸の使い方です。
箸使いではタブーを覚えておきましょう。
①迷い箸・・・料理の上で箸を迷わせる
何を食べようか?と迷い箸をウロウロさせることです。
②ねぶり箸・・・箸の先を舐める
箸先についた食べ物や汁を舐めることです。
③よせ箸・・・箸で器を引き寄せる
器が遠く、届きにくい時などに箸で器を移動させようとすることです。
④なみだ箸・・・箸でつまんだ料理から汁がたれる
汁物に箸をつけた時に、汁気をきらずに滴らせることです。
⑤刺し箸・・・料理に箸を指す
⑥渡し箸・・・箸を器に乗せて橋みたいに置く
ついついやってしまいがちですが、実はNGなのです。
⑦空箸・・・一度とった料理を離してしまう
⑧握り箸・・・箸を握って持つ
指を使って箸が持てない子どものような持ち方
⑨立て箸・・・ご飯(お米)にお箸を立てる
仏箸とも言われます。
まだまだありますが、相手に不快感を与えないような箸の使い方を心がけましょう。
それでは次は洋食のテーブルマナーです。
多くはフランス料理を食べる時に使うマナーと言えばイメージがしやすいかもしれません。
ナイフやフォーク、スプーンなどたくさん並んでいてどこから使うのか迷ってしまう・・・なんてことをなくすために!
洋食を食べる時のマナーの基本をおさえましょう。
フォークとナイフの順番は「外から」使っていくだけなんです!
前菜からメインまで何品あるかにもよりますが、大体の高級レストランでは食べる料理に合わせてフォークやナイフ、スプーンを合わせてくれます。
そのため、出された料理に合わせて外側から順番に使うだけで十分です。
スープはスプーンしか使いませんが、大体はフォークとナイフの両方を使いますのでそのまま使っていけば問題なく料理を食べることができます。
不要・必要に合わせてお店の方が片づけたり、補充してくれたりするのでそのまま使ってください。
食事が終わったらナイフとフォークを右側(左利きの人は左側)に並べて置けば、お皿を下げてくれます。
反対に、「ハ」の字にしておくことでまだこのお皿は片づけないでください、食べている途中です。という合図になります。
量が多くて全部食べられないという場合はナイフとフォークを揃えて置いておいても下げてもらえない場合もありますので、その時はお店の人に下げてくれるようにお願いすることもあります。
いかがだったでしょうか?
実際に、その料理を目の前にしないとわからないこともあるかもしれません。
マナーは実践して、身に着けるものです。
知識は元より、実際にどのような料理の時にどのように振る舞うのか、ということを経験しながら身に着けていきましょう。